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ヒスイサマ 2

Author: 景文日向
last update Huling Na-update: 2026-02-02 13:18:31

 翌日、私たちは海沿いに来ていた。日本海は今日も、少し波が荒い。

「じゃあ、私こっちから探すから」

 春妃は東へ走っていってしまった。私も気を取り直して、西側で手がかりを探すことにした。

 ……とは言っても、何が手掛かりになるのかわからない。ヒスイサマの見た目は像でしか見たことがないし、他の特徴なんて知らない。完全に手詰まりだ。その時だった。

「翡翠姫、お身体にお変わりは?」

 遠いながらも、ここには騒音がないのではっきりと聞こえた声。翡翠姫、なんて名前は恐らくヒスイサマのためのものだ。

「見ればわかるでしょう。相変わらず、全身翡翠よ」

 少し近づいて、聞き耳を立ててみる。声の主がヒスイサマなのかを確かめるためには、必要なことだと己の良心を納得させながら。

「翡翠姫はそうでなくっちゃ。ところで、例の件考えてくれたかしら」

 もう一人の声は、凛とした雰囲気がある。

「……私は、人を呪わない。大事にされてきたから」

「そう……残念ね。昔からあなたはそう。でも、そこがいいところだと思うわ」

 話が見えないが、これってオカルト的な内容なのだろうか。だとしたら、危険な目に遭う前にヒスイサマを救
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